青山学院大学ではコロナ騒動を受け、前期の授業開始日を5/1に繰り下げ、オンラインでの授業にすると発表があった。

しかし中々にその対応が悪かった。
まず履修登録のやり方がややこしく、説明も少なかった。
そもそもオンライン授業を受けるためにする「履修仮登録」というものが、授業開始の4日前の4/27からできるようになった。
その連絡自体遅く、不安だった学生たちはすぐに履修仮登録を始めた。しかし、履修したい科目が検索してもほとんどでてこなかった。
しばらくすると連絡があり、「仮登録できる科目は順次アップされる」という内容だった。「なぜ先に言ってくれないのか、、」多くの青学生が思ったことだろう。
どのような順でアップされるかという連絡は全くなく、検索しても出るものと出ないものがある、、不安なので時間をおいて何度も検索してみるしかなかった。
結局すべての科目を仮登録できたのは授業開始当日の5/1だった。もう今日授業が始まるというのに仮登録が終わっていないというのは非常に不安だった。
しかし、最も問題だったのは、サーバーがダウンしたことだ。
2限が始まる11時ごろにはもうサーバーがダウンしていた。それにより授業が聞けないのはもちろんのことレジュメや課題提出もすることができなくなった。
原因としては多くの学生がサーバーにアクセスしたことだったがそれは当然予想されるものだっただろう。結局5/1のすべての授業が終わるまでサーバーは繋がりにくかった。
多くの学生が不安に思いSNSは騒然としていた。Twitterのトレンド欄には青学生がアクセスする「コースパワー」という単語がランクインしていた。
5時ごろに青学から連絡があり、11時ごろから繋がりにくい状況になっている。機械のメンテナンスを行うため、4限終了後から利用を一旦停止するというものだった。5時というのは4限が終了して30分後、5限が始まって10分たっている時間だ。
すべてにおいて連絡が遅い。運よく授業を受けることができたものとできなかった者の成績の差が出ないようにするということだったが、それは逆に受けたものは加点にならないことを示す。もし来週同じ授業をやるのであれば、受けることができたものは2度も同じ内容の授業を受けなければならないということだ。
しかし評価すべき点もある。「全青学生にオンライン授業環境整備のために一律5万円の給付を予定している。詳しいことはまだ決まっていないが、この決断は学生にとってありがたいことであり、しかも早い決断だった。他の大学も給付を決定しているが、青学の決断は先陣を切ったものだった。
青山学院大学は、立地や設備、偏差値など多くのことで他の大学をしのぐが、それだけに今回の騒動の対応の悪さは残念だった。
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