まいばすけっとでアルバイトしていた話

自宅から徒歩3分ほどのところに新しく「まいばすけっと」がオープンした。まいばすけっととはイオン系列のお店でコンビニとスーパーの中間的なお店だ。野菜なども多く扱っているが、低価格で店舗数も多い。ペットボトル飲料などは100円ほどで買うことができる。コンビニが150円ほどなのに比べたらずっと安い。求人がなんと「時給1400円」ででていた。こんなに高い時給は見かけたことがない。早速応募した。面接会場はいろいろ選べたが近所のものは日程が合わなかったので秋葉原の本拠地っぽいところに受験しに行った。他にも数名受験者がいた。内容は簡単なアンケートと計算問題、面接形式での希望シフトだった。数日後合格通知が届いて、「研修に行ってください」とのことだった。場所は梅屋敷駅から徒歩数分のところだった気がする。3時間ほどでまいばすマインドと接客、レジ打ちなどを習った。
そしてオープン当日、お客さんは多く、ほとんど時間をレジ打ちに費やした。一週間ほどすると客足も落ち着いた。仕事も慣れてきてパターン化した。私のシフトは水曜日と土曜日の9:00~13:00。基本的には固定シフトで休みたいときは代わりに出勤できる日を書いて事前に出さなければならない。
仕事内容は、品出し、レジ打ち、掃除の3つだ。これが問題なのだが、仕事が超簡単なのだ。一週間もすれば完璧にこなせる。その分、「飽きる」のだ。これが本当に深刻でまるで自分がロボットになったかのような気分になる。仕事の手の抜き方も覚えてくると「暇」になる。これも本当にきつい。私は結局、店内に流れるジャズが歌えるようになった。何の特技にもならないが。。
唯一好きだったのは、飲料の品出しだ。裏の冷蔵庫のようなところに入って品出しをしていく。1人でやることが多く、寒いのだが、お客さんと会うこともなく気軽だ。そう思いながら鼻歌を歌いながら品出しをしていたところ、お客さんと目が合った。これは気まずい。さっきまでこっちは鼻歌交じりに飲み物を入れていたのだ。「い、いらっしゃいませ~」飲料越しの会話だ。これがトラウマとなってこの仕事も好きじゃなくなってしまった。
結局このバイトは4か月ほどでやめてしまった。もともと募集の紙に書いてあったのだが。1400円という時給はオープニング特別時給で三か月ほどで1050円に落ちてしまった。その時給でこの仕事か、、と思ったら続ける気にならなかった。盲点だったのはちょっとこのお店に行きにくいことだ。最寄りのコンビニを失うのはなかなかきつい。コンビニでバイトをする人はぜひ、最寄のコンビニだけはやめておくように薦める。